Standby Tune

Android,iOSのアプリ開発について発見した事、感じた事をまとめます

意図を理解していないのに「こんな◯◯は◯◯じゃない」と言うのをやめたい

先日、ふとテレビをつけてみると、陰陽師のドラマが放送されていた。 CGのあまりのチープさにずっとは見ていられなかったけども、市川染五郎演じる安倍晴明に少しの違和感を感じる・・・。 正直言ってしまうと、陰陽師自体には全く興味はないし、夢枕獏の小説がとりわけ好きという訳でもないけども、 それなのにもかかわらずつい、「こんな安倍晴明陰陽師じゃない!」と言葉がついて出てしまう。

言った後は気分がいいが・・・

この「こんな◯◯は◯◯じゃない」って言葉、いろいろと物事を自分自身の中でつまらなくさせてしまう事が多い。 さっきの陰陽師の件では、言った後はとても気分がよくなる。 Youtubeで映画予告編を見て、「そうそうこれこれ!やっぱり陰陽師野村萬斎だわ」と懐かしい気持ちになったり、 ドラマ版の粗探しをしてやっぱり昔の方がよかった的な懐古主義で悦に浸る。たいして好きでもないくせに。

そうなるともうフラットな気持ちでなんかドラマは見られなくなる。 もしかしたら面白かったかもしれない事でも、さわりだけ見て拒否反応を起こす。 そうなってしまってはもうおしまいだ!

フラットな気持ちで

会社のある先輩に、仕事・プライベート関わらず、上のように頭ごなしに否定しない人がいる。 最初に必ず「なるほどね」と受け取った後、それに対する良い所・悪い所を整理してくれる。 話していてとても心がすっとする。自分の言っている事がいかに一側面からしか物事をみていないかがわかるのだ。 こういう人が会議中に1人でもいてくれると、とても建設的な話ができると思う。

この先輩のようにすぐ「それは違う!」とならずに、冷静に物事を見る事が出来るってのはとても羨ましいし、できる人ってのはなかなか少ないように思う。

イイトコメガネ


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人間ってのは結局、物事の悪い面を探すのが得意な生き物だ。 粗探しをして少しでも他人より上に立とうとする。優越感を得る。 しかしそれでは、自分にとってとても有意義であったかもしれない機会を、みすみす逃してしまう事になりかねない。それはとてもつまらない事だ。